うらわ美術館で開催されている「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」を見学してきました。
上の写真左側は入口を入ってすぐに出迎えてくれたヨゼフ・ラダの絵の立て看板。顔を入れて記念撮影ができます。観光地によくありますが、美術展で見たのは初めてですよ!(笑)
右側の写真はエレベーター脇にあったタペストリー風の案内表示。
アリ・レザ・ゴルドゥジャンの『黒鉛筆と赤鉛筆』の挿絵が使われています。
この展覧会では、2005年に行われた第20回展の上位入賞作の原画が展示されています。
原画と出版された絵本とを見比べられるので、実物と印刷の色調の違いを楽しめました。
特に印象に残った作品は、
アリ・レザ・ゴルドルジャン(イラン)の『黒鉛筆と赤鉛筆』は油彩とコラージュで、絵の中に本物の鉛筆の一部が使われています。絵自体も素晴らしいのですが、このアイディアにも感心しました。
パヴィル・パヴラック(ポーランド)の『ヤユンチェク』はウサギ4兄弟の末っ子が活躍するお話。柔らかい色調とユーモラスで愛らしい画風が魅力的です。
パブロ・アマルゴ(スペイン)の『お姫さまとエンドウ豆』の挿絵は、原作がアンデルセンだとは思えないほどデザイン性が高くてスタイリッシュでした。古典的な童話に対してこういうアプローチの仕方もあるのだなぁ!とびっくり。
カレル・クヌート(ベルギー)の『悪女クヌート』は、この著者はブリューゲルに影響受けてるのかな〜と思っていたら、作品自体がブリューゲル(父)の作品を下敷きにしているそうです。話もちゃんと読んでみたいんですが、邦訳は出なさそう……。
アラン・ゴーティエの『私の“ロバの皮”』はペローの童話が原作。
少々不気味系ではありますけど、暗い色調と特徴的なデフォルメが面白くて素敵です。
日本人作家では酒井駒子さん、荒井良二さん、こみねゆらさん、長新太さんなどの作品が展示されています。
青山邦彦さんの『ドワーフじいさんのいえづくり』(あらすじだけ読むと、「船頭多くして、船、山に登る」ってな印象の話です・笑)と、おかねよしきさんの『よなかの さんぽ』が特に好みだったかな。
チェコ関連では、ヨゼフ・ラダのリトグラフがまとまって来ていました。
黒ビールの宣伝カードやわらべうたカードは復刻して販売して欲しいです!
ポスターも可愛いんだよね〜。
ヨゼフ・チャペックはケネス・グレアムの『たのしい川辺』の挿絵も描いていたのですね。
あと、今回初めて知ったツィリル・ボウダの作品群のユーモラスな魅力にすっかり虜になってしまいました。ボウダが手がけた本が欲しい〜!!
美しいチェコ絵本の古書やチェコの作家の邦訳作品(これも古書)の展示もあって、ガラスケースごしに装丁を眺めるのも楽しかったです。
展示の最後の方にあったお子様を遊ばせておくスペースにチェコのおもちゃがたくさん置いてありましたけど、あれはひょっとして
ここの木のおもちゃかな?
ワタクシがプラハで「欲しい欲しい!!」と騒ぎつつ諦めた懐かしいおもちゃがいくつか並んでいたもので(いや、木のおもちゃは
自分用に三つ首のドラゴンを買ったんですけど、ひもでひっぱるあひるのおもちゃとかも欲しかったので……)。
時間がなくて全体的にゆっくり見られなかった(時間がないのにも関わらず、ついうっかりラダとチャペックのアニメを観てしまったせいもある・笑)のでもう一回くらい行きたいです。
リピーター割引(観覧済みの有料チケットを提示すると団体料金に割引してもらえるのです)が使えるのでまた行こうかな〜。
浦和駅周辺も昔ながらの商店街が残っていて歩いているだけでも楽しかったです。
あと、どこに行ってもレッズ一色なところがスバラシイね!(笑)