日々雑景
本や漫画や映画の感想に購入本のメモと雑記など

読了本メモ

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫 F シ 5-2)
シャーリイ・ジャクスン 市田 泉
4488583024




数年前に起きた毒殺事件で家族の殆どを亡くし、姉と事件の後遺症で体の不自由な伯父と共に大きな邸に暮らす主人公のメリキャットは、村の人々の悪意に晒されながらも日々を過ごしていくのだが、従兄のチャールズが現れたことで彼女たちの生活は変化していき……。


閉塞的な状況で健気に生きていこうとする少女が心無い人々の悪意に晒される話なのかと思ってましたら違ってました。
周囲の人々の悪意はまだ理解の範疇なんですが、主人公の言動に関しては読み進めるうちにどんどん理解不能になっていきます。
つか次第に逸脱していく主人公が一番怖いよ!
厭〜な気持ちを抱きながら読み進めていって、結局最後まで読者に不快感を味わせることができる著者の筆には凄みがありました。
自分にもメリキャットのような「幸せ」に憧れる気持ちがあるから読んでいて同属嫌悪的な不快さを持ってしまうのかもしれませんけどね。
やっぱこう、超常現象よりも人間の方が怖いよな……。




購入書

薔薇物語 上 (ちくま文庫 は 35-1)
ギヨーム・ド・ロリス ジャン・ド・マン 篠田 勝英
4480423451



薔薇物語 下 (ちくま文庫 は 35-2)
ギヨーム・ド・ロリス ジャン・ド・マン 篠田 勝英
448042346X



誓いの精神史 中世ヨーロッパの<ことば>と<こころ> (講談社選書メチエ)
岩波 敦子
4062583917



先日観たDVDのせいでなんとなく中世関連の本が読みたくなってしまい、職場近くの書店でついうっかり購入。つーか、自室に売るほどあるだろう積読がさぁ!!
『薔薇物語』は十年くらい前にかなりお高めの版が出ておりましたけど、まさか文庫になるとはびっくりです。
文章に関しては通読が難しそうなのですが(おいコラ)、図版が豊富なので嬉しいです。


本日の購入書は全部同じ値段でした。
部数の関係もあるのでしょうが、最近の文庫ってお高くなりましたよね……。


【2007/08/30 23:21】 購入本 | トラックバック(0) | コメント(0) |

聖杯伝説 (1978年 / 仏・西独・伊)

聖杯伝説

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エリック・ロメール監督作品。
ヌーヴェルバーグとかさっぱりわかってないワタクシですが、お名前だけは存じ上げておりますー。


この作品は、以前に受けたアーサー王関係の公開講座でちょっとだけ観たことがあって気になっていましたが、当時は他作品込みのBOXセットの販売しかなかったのでした(涙)。
で、今回バラ売りが可能になっていたので購入してみました。
どうせ田舎のレンタル店には絶対に入ってこないだろうしね……(云い訳ですよそうですよ)。


この映画はクレチアン・ド・トロワの韻文物語『ペレスヴァルまたは聖杯の物語』を原作としています。
主人公はペレスヴァル(英語だとパーシヴァル)の冒険と遍歴に聖杯伝説が加わったもので、韻文物語の味わいを損なわずに映像化したためか、長篇映画としての盛り上がりはなく、個々のエピソードが緩やかにつながっているような仕上がりとなっています。
だもんで、体調が万全でないと途中で寝てしまうかもしれません。
白状しますと、ワタクシは寝不足の時に観て30分くらいで熟睡しました(笑)。気がついたら特典のメイキング映像が流れてたよ……。


舞台を意識したであろうセットや中世の写本や19世紀あたりのロマン派の絵画を模したような美術や衣装は本当に素晴らしいです。
女性の衣装が美しくて観ていて楽しかった〜。
男性の甲冑は鎖帷子で、馬上試合の場面もあります。
使われている音楽が古楽風でナレーションが歌になっていたり、俳優の方々も自分のことを三人称で語ったりと、台詞(朗誦)と歌(合唱)を巧みに使った語りが印象的でした。演出そのものが演劇的と云いますか、映画でこういう手法ってアリなんだなぁ!と30年ほど昔の作品を観ていて思うのも何か間が抜けておりますな……。しかし、昔の映画を今観ると意外に斬新だったりすることもありますからね。


題材が題材だけに話にメリハリが無さ過ぎたり話が唐突に飛んだり(ラストには受難劇が挿入されてますし。しかも騎士姿よりもキリスト様姿のが似合ってたよ主役の人)するので、興味のない方にはお薦めしませんが、アーサー王関係に興味がある向きは是非。騎士物語や聖杯伝説のエッセンスを目で見て楽しめる点では貴重であり面白い作品だと思います。
あ、フランス製作なだけに騎士と貴婦人の恋愛描写は結構甘めかも(笑)。
無骨なイメージで描かれがちに思えるゴーヴァン(ガウェイン)もこの作品ではとても優雅な騎士でございました。
純粋だけれども無作法なウェールズ人ペレスヴァルとの対比を際立たせる為なのか、原作そのものがそうなっているのか、はたまた演じた方の器量によるのかわかりませんけども、マロリーあたりのイメージとは全く違いますね。
しかし、ゴーヴァンのエピソードは唐突に終わってしまうのでエスカヴァロンの姫君(ゴーヴァンは彼女の父親を殺していたのですが、お互いその事実を知らずにふたりは恋に落ち、陪臣からその事実を暴露されてびっくりと云う展開)とはどうなったのか激しく気になるよ……。




購入書

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫 F シ 5-2)
シャーリイ・ジャクスン 市田 泉
4488583024


GENTE 1 (Fx COMICS)
オノ・ナツメ
4778320476


【2007/08/28 22:52】 購入本 | トラックバック(0) | コメント(0) |

明日は

皆既月食が見られるようですが、お天気は大丈夫なんだろうか。
駄目だったら国立天文台のサイトのライヴ中継を見るしかないですかねぇ。



【2007/08/27 23:50】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) |

ご主人様に甘いりんごのお菓子 2 (藤田貴美)

ご主人様に甘いりんごのお菓子2


『ご主人様に甘いりんごのお菓子 2』
藤田貴美 著 幻冬舎バーズコミックスデラックス 刊
(→amazon) (→bk1)




続きが出ると思ってなかったですよ……。びっくりだ!


ヘンクツ者で甘いもの好きな若主人ジョシュアと元気いっぱいで有能なメイド(ただしお菓子作りは苦手)のアップルビー。
雇用関係以上ラヴ未満なふたりの関係はこれからどうなるどうなる?の巻。
特に2話目は「ああもう云っちゃえ、云っちゃえよもう! じれったいなぁもうもう!!」と読みながら悶えたい方(どんな人かってこうもどかしいラヴがお好みの方ですよ)に激しくお薦めです。
作品の雰囲気が英国児童文学っつーか世界名作劇場みたいな感じなので、そういった雰囲気がお好きな方も是非。
特に言及はないのですが、主人公ふたりの名前は「メニム一家」シリーズから取ったんだと思います。でも違ってたらすんません(じゃあ書くな)。


あ、同時収録の2作品の補完関係(違う)にはちょっと愉快になりました(笑)。
個人的に著者はガールズものの方が描写が色っぽい気がするんですがどうかしら。




↓1巻はこちら。
未読の方は2冊合わせてどうぞ〜。



ご主人様に甘いりんごのお菓子
藤田 貴美
4344800575




2冊とも裏表紙のお菓子のカットが非常に美味しそうで食べたくなってしまって困りますヨ……。



【2007/08/26 23:48】 漫画 | トラックバック(0) | コメント(0) |

出かけたついでに

カフェanoに行ってきました。
隠れ家カフェ〜な感じなので行き着くまでに迷ったりなんかしましたが(涙)、レトロな内装で落ち着ける雰囲気のお店でしたよー。




ano1



↑外観。
チェコ国旗が翻ってお出迎えしてくれました。




ano2



↑バーボフカ(チェコ風マーブルケーキ)とアイスティー。
バーボフカは素朴な味と生クリームがマッチしていて美味しかったです。
アイスティーはアッサムにしてみました。ガラスポットに濃い目のお茶を淹れてもらってロックで飲むのです。
今回はティータイムだったので、次はランチタイムに行きたいなぁ。


しかし、この記事だけならカフェ好き女子のブログだと云い張っても差し支えない感じですが、普段があまりにもヲタクテイストが溢れてるもんだから、かえって違和感がありまくりでございますよ(苦笑)。



【2007/08/25 23:33】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) |

読書中

ケルトの水脈 (興亡の世界史)
原 聖
4062807076



図書館から借りてきたんですが自分でも買おうかと思ってる本。
とかくアイルランド中心になりがちなケルト文化をブルターニュから語り起こしています(まだ全部読んでませんけど)。
ブルターニュ地方からのケルトへのアプローチには興味があったので色々勉強になります。
異教的要素や民間伝承の類をひっくるめて「ケルト」と認識するのって昔ならともかく、研究の進んできた現在では乱暴なくくりになってしまっているのだなと蒙を啓かされました。
ケルトに関して違った視点と知識を持ちたい方にはお薦めだと思います。


復活

しますとか云っててぞんざいな書き込みばっかしですいません(汗)。
旅行記ブログの方の更新を比較的真面目にやってたらばこっちに書き込む暇がなくなってしまって。それなのにまだ終わらないプラハ篇。おおう!(苦悶)


あ、本日は注文していたロリーナのCD&DVDが届いたので幸せです〜☆
早く観たいんですが時間をとってゆっくり観たいのでとりあえずはCDから聴こうかな。
あと、シュヴァンクマイエル監督の「ルナシー」をDVDで観ておりますが(主人公のジャンが精神病院へ行ってシャルロットと会うあたり)、グロくて官能的でもう大変です(笑)。こりゃ観る人選ぶよな……。





ナイツ・フロム・ジ・アルハンブラ(DVD付)

ナイツ・フロム・ジ・アルハンブラ(DVD付)
ロリーナ・マッケニット



ヤン・シュヴァンクマイエル「ルナシー」
パヴェル・リシュカ ヤン・トジースカ アンナ・ガイスレロヴァー
B000S00LU6




【2007/08/23 23:36】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) |

今週末買う本のメモ

お久しぶりです〜

ブログを放置状態だったうちに夏のお祭りは終わり、甲子園ももう準決勝が終わってしまいました。皆様は充実したお盆休みをお送りになりましたでしょうか。
ワタクシの方では云うことを聞かないパソにいい加減厭気が差し、「もういい! お前なんぞ知らん!!」と激怒していたところ、途端にどうにかなってしまったあたりがうちのパソにはツンデレ機能が搭載されているのではないかと疑っちょります……(ツンデレの意味を履き違えている人がここに)。
パソの御機嫌がようやく直りましたのでもっさりと書き込みをばしておりますヨ。ううんもうこの小悪魔めが!(苦笑)
まぁそんなこんなで明日から完全復活する予定でおりますので、宜しければまた覗きに来て戴ければ嬉しいですー。
空いている部分についてはおいおい埋めていく予定(たぶん。でも暑くてもはや記憶が曖昧でごんす……)。
とりあえず、旅行記の続きと読書感想をどうにかせねば!


【2007/08/21 23:36】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(4) |

読了本メモ

輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 浅倉 久志

早川書房 2007-07
売り上げランキング : 1433

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硬質なSF世界が繰り広げられているのかと思いきや、想像していたよりもエンタテインメントしておりました。
ミステリでサスペンスな興味で読ませるので中盤以降はがっつり喰いついて読んでしまいます。つーかやめられなかったです(笑)。
事件が片付いてから後のエピソードはちょっとサーヴィスが良過ぎるような気もしますが、事件の関係者の行く末がどうなるかってのはやっぱり気になりますものね〜。
エピローグは残酷なまでに美しかったです。




残暑御見舞い申し上げます

気まぐれパソが不調を訴えておるので更新が滞ってます。すいません!
土曜あたりにどうにかしたいです〜。うおお。


【2007/08/15 23:44】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) |

鋼の錬金術師 17 (荒川弘)

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『鋼の錬金術師 17』
荒川弘 著 スクウェアエニックス 刊




建国の裏に隠された秘密やら、またまた大きく動いて行きそうな状況やらでまだまだ目が離せない展開です。っていつもそうだけど!
んでもって、前巻に引き続いて漢っぷりが鮮やかでおステキ過ぎなオリヴィエお姉様にゾッコン(※死語)でございます。大佐のことをどうでもいいとあっさり云い切ってしまうクールさにも完敗です☆(お姉様の眼中に入ってないどころか軽い邪魔者扱いなんですか大佐ってば……)
ホーエンハイム視点で過去が語られるあたりは、今まで兄弟視点からしか見られなかった状況が重層的になっていて深みがありましたね。
トリシャ奥様がホーエンハイムへかけた言葉も良かったです〜(涙)。


あと、アームストロング5兄弟勢揃い!の絵面はすっげえ迫力でした……。
似ているポイントが髪の毛がくりんとカールした部分とハンパない胸囲ってのが遺伝子のワンダフルさを物語ってますヨ……(意味不明)。
ルイルイは姉妹に囲まれているのですね。だから繊細な部分があるのかな?


【2007/08/12 01:58】 漫画 | トラックバック(0) | コメント(0) |

獣神演武 1(荒川弘)

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『獣神演武 1』
荒川弘 著(原案 黄金周) スクウェア・エニックス 刊



中華風武闘系アクションファンタジーってところでしょうか。
一読したところでは、コンパクトな水滸伝(英傑が集まっていくらしいところ)に八犬伝要素(身体に英傑たる証の紋様が顕れるところ。って云うか、そもそも八犬伝って水滸伝の影響を受けてるんだったけか)を加えたような印象を持ったのですが、今後はどうなるのかな。
普通の少年漫画としてはそこそこ面白い部類になっているとは思いますが、荒川弘氏の名前を冠する作品としてはちょっと物足りないかも(すいません偉そうで)。
物語はまだまだ序章っぽいので、この先の展開に期待。


【2007/08/12 00:09】 漫画 | トラックバック(1) | コメント(0) |

先日買った

建築物メインのガイドブックを寝る前によく眺めておりますが、その中に収録されていた世界遺産にもなっているルーマニアの木造教会建築群に興味を持ちました。
木造なのにゴシック様式っぽい不思議な形をしていますが、北欧あたりの木造教会とはまた違った雰囲気で魅力的なんですよー。
うわーこれ実際に見てみたいなぁ!!と興奮しながら色々な写真を見たんですが、地図で場所を確認するとマラムレシュ地方ってルーマニアの首都のブカレストよりもウクライナの方に近いのな……。
そしてトランシルヴァニアの要塞教会群も恰好良いなぁ!と思うものの、ここも行き着くまでが大変そうな場所ですねー。
そもそも日本からルーマニアへの直行便ってないんですけどね!(笑)


仕方が無いので(?)せめてルーマニア料理の店にでも行ってかの国の味を味わってみたい!と思ったらば、日本国内にルーマニア料理の店って結構あるんですねー。都内だと銀座や人形町にもあるのか!
日本人の好みに合う味なんでしょうか。ちょっと気になってます〜。


違う国に関する興味って、ワタクシの場合は最後に必ず食べ物になるのが何かトホホな感じですのう……。


【2007/08/11 23:13】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) |

購入書

鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス)
荒川 弘
4757520646



獣神演武 1 (1) (ガンガンコミックス) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
4757520654




暑さMAXの時間帯に図書館に行かねばならず、ついでなので書店にも寄ってきました。いつも22日頃の発売だから今回もそうかと思ってたよ鋼の最新刊……。



【2007/08/11 14:21】 購入本 | トラックバック(0) | コメント(2) |

WEB拍手

需要が無いようならばはずしてもいいかな〜と思っていたのですが、たまにぽちぽちと押してくださっている方がいるのに気を良くして(←単純)、お礼画像を取り替えてみました。
チェコとオーストリアとドイツで中欧近辺が中心になっちょります。あ、でも灯台の写真はウェールズだった。統一感がない……(汗)。


昨日は旅行記ブログの更新もしてます。
もはや自分の為だけの覚書と化している感があるなぁ。。
週一回更新でだらだらと続けておりますが、ようやくプラハ城まで終わりました(失笑)。
今月中にはイングランドの分まで終らせたい〜。


【2007/08/08 23:39】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) |

購入書

鋼鉄三国志〜呉書異説 (KONAMI NOVELS 18)
妹尾ゆふ子
4861551838



世界の建築・街並みガイド (5)オーストリア/ポーランド/チェコ/スロヴァキア/ハンガリー/ルーマニア
川向正人 海老澤模奈人
4767803624



プラハ 都市の肖像 (Writer & Cityシリーズ)
ジョン バンヴィル John Banville 高橋和久
4887243871



『プラハ 都市の肖像』の著者と、図書館から借りてきて今読んでいる『バーチウッド』の著者って同一人物だったんだ!とびっくりしております(気付くのが遅い)。






バーチウッド (ハヤカワepi ブック・プラネット)
ジョン・バンヴィル 佐藤 亜紀 岡崎 淳子
4152088370




【2007/08/08 23:23】 購入本 | トラックバック(0) | コメント(0) |

読了本メモ

マジック・フォー・ビギナーズ
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ケリー・リンク 著 柴田元幸 訳

(→amazon) (→bk1)



『スペシャリストの帽子』(→感想)のケリー・リンクの短篇集が出たので読んでみました。
『スペシャリスト〜』も読者を煙に巻くような話が多かったんですが、この『マジック・フォー・ビギナース』も相当なものですね。
読みながら困惑してしまうこともしばしばでしたけど、魅力を感じる部分も多いんだよなぁ。
収録作では民話や童話の香りを残したような「妖精のハンドバッグ」、「猫の皮」と、現実と空想世界の境界が互いに逸脱しあって曖昧になっていく「マジック・フォー・ビギナーズ」、「しばしの沈黙」あたりが好きです。


9月の新刊メモ

<文庫>


9月上旬 『赤き死の訪れ』 ポール・ドハティー 創元推理文庫 (9784488219031)
9月下旬 『幼き子らよ、我がもとへ』上下 ピーター・トレメイン 創元推理文庫 (9784488218096, 9784488218102)


<漫画>


9月19日 『オトメン(乙男)3』 菅野文 白泉社 (9784592184164)
9月25日 『エマ 9』 森薫 エンターブレイン(9784757737266)



ロリーナDVD+CD

Nights from the Alhambra
Loreena McKennitt
B000SO7OM0



アルハンブラ宮殿でのライヴDVDとCDがいよいよ発売になるのですねー。



THE MUSIC PLANT さんのロリーナのページ
で何度も観たあのライヴ映像がフルで観られるとは!!
楽しみにしていた甲斐がありました。
早く観たいなぁ。


【2007/08/06 23:29】 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

愛しのレイモンド

ここ数日、レイモンド(*)がいないと夜も眠れません(自室が暑いから)。
ぬくもりなんていらない! ひたすら冷たくして欲しいの!!
とのワタクシの願いも虚しく、早朝にはもう生ぬるくなっちまっているそんな彼のヘタレっぷりには完敗ですが、そんな彼でもいるといないとでは大違いなのです。
まぁ使用方法としては著しく間違っているのですけども。
でも、保冷剤をデコの上に乗っけて寝ると気持ち良いですよ〜(おい)。
ひえ○タでもいいんですが、再利用できるから経済的なので……(ビンボウ臭い)。





(*)保冷剤につけた名前。
漢字にすると「冷主水」。


梅雨明けしてこの方、暑くて眠れないんですよね〜(切実に)。
しかし、夏バテと云い張るには食欲が有り過ぎて、夏バテに聞かれたら柳眉を逆立てて激怒されそうな気がするので、夏バテではなく単に睡眠不足ってことにしてます……。
ああ早く涼しくならないかな〜(まだ夏は始まったばっかりだ)。


【2007/08/05 23:27】 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) |

読了本メモ

マリナー氏の冒険譚 (P・G・ウッドハウス選集 3)
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P・G・ウッドハウス著  岩永正勝 小山 太一 訳

(→amazon) (→bk1)




この選集は毎回毎回帯がめっちゃキュートなのにどうして毎回毎回帯なしの画像しかアップしてもらえぬのかああもう!!(地団駄)
ジーヴスやエムズワース卿のシリーズほどのインパクトはございませんでしたが、やはりウッドハウスの作品だけあって安心して楽しめますね。
でも、マリナー氏が経験した冒険譚がないのがちょっと物足りないかな。いや、タイトルからマリナー氏の武勇伝が披露される短篇集を想像していたもので。
それにしても、ジーヴスの方ではさんざんバーティを振り回していたロバータ・ウィッカム嬢はこちらでも良い仕事をしてましたね。流石だ(爆笑)。


国書刊行会の方は続刊が決定しているのに、文藝春秋の方はこれでおしまいなのよね……としょんぼりしておりましたらば、帯の後ろに続刊決定のお知らせがございましたよイヤッホウ〜!(嬉)


4巻は『ユークリッジの商売道』(仮)
5巻は『ドローンズ交遊帖』(仮)


だそうです。
刊行時期は未定なようですが、楽しみが増えて良かった〜。



罪と罰 3 (鈴木有布子)

罪と罰3




『罪と罰 3』
鈴木有布子 著 新書館 刊
(→amazon)(→bk1)



完結巻です。
結構前に出ていたのにチェック漏れで気がつかなかったのですが、書店で見かけて購入。
座敷わらしの神さんと一色家の面々ともこれでお別れなのかと思うと寂しいですが、全3巻でまとめる潔さも素晴らしいと思います。
この巻では、太郎がうっかり家に連れてきてしまった子供(?)の正体とか、ハジメ兄が児童文学賞を受賞したのにイブが浮かない顔をしている理由とか、みのりちゃんと太郎の恋の行方や太郎の進路問題とか、ハジメとイブの馴れ初め話に、十二年後の一色家のお話も収録。
特に最終話は余韻の残る良い話でした。


日本家屋の陰翳や、日常にさりげなく溶け込んでいる不思議、そしてそんな出来事を自然に受け入れている人たちを温かいまなざしで描いている作品に心惹かれる方にはお薦めです。




1巻の感想はつけていなかったので(汗)、2巻感想を貼っておきます……。




【2007/08/02 23:59】 漫画 | トラックバック(0) | コメント(0) |

喪の女王 7 (須賀しのぶ)

喪の女王7 画像クリックでamazonへ


『喪の女王 7』(→bk1)
須賀 しのぶ 著 集英社コバルト文庫 刊





「そうですね。私たちは、神話の時代も今も変わらず、神々という存在の駒にすぎないのかもしれない」
 ミューカレウスは小さく笑った。しかしその目には、激しい光が瞬く。
「それならば、それで結構。駒であると自覚して、なお駒でいなければならない理由などないのですから。私と兄上はすでにタイアスに叛逆しました。あるいはそれも神々の計画通りなのかもしれませんが、それはそれで構いません。我々は、選んだ道を貫くだけです」

(同書 P79〜80より引用)




物語の奔流にずっと身をまかせておったので、今回もあらすじは省略の方向で(苦笑)。
次で本当に終っちゃうんですねってぇか本当に終るんですか?
いや終るんだろうけどさぁしかもまたこんな鬼畜めいた続き方だしもうもう!!
などと様々な思いが脳内をよぎりっぱなしのラスト直前の巻でございます。


本格的に、動き出す。
世界が。人が。
そしておそらく、神々も。
(P102〜103より引用)


ってな作中の言葉通りの巻でした。
残り一冊で収まるんじゃろかってきちんと収めて下さるのでしょうけど(くどい)。
つーかあれですよ、ネクストジェネレーション篇(女神伝後伝ってことで)が全十巻くらいで次から始まるよ!って云われてもちっとも驚かないどころが奇声を発して大喜びですワタクシ。
などと思わずそんな妄想をかましてしまうほど、お子たち(エティカヤではフィンル、アフレイム、スゥラン。あとザカールではリネ)のこれからが気になるんだよ〜うわーん!!
ナイヤは本当に素敵な女性になってました〜。彼女のお蔭でアフレイムは歪まずに育ったんですなぁ。アフレイムが母親と再会する日が来るんだかどうだかわかりませんが、凍ったままでない心で会えればいいなと願ってます。


この巻はグラーシカ姉上が徹頭徹尾恰好良過ぎてああんもうどうしましょう〜でした。
今までだってワタクシ姉上に惚れっ放しでございましたが、この巻でまた惚れ直してしまいましたよ。ああ何て罪なお方☆
それにしてもルトヴィアの傾きっぷりがいよいよもって同時多発的にやばい感じになってますが、そんな中でもオーリアには良かったねぇ!(貰い泣き)


しかし、人の生き方と信仰のあり方を絡めているのに説教臭くなく面白いってのは凄いことですねー。
シリーズのこれまでを彩っていたザカリア女神の存在がこんな風に変化していくってのも驚きでした。
引用部分のミュカの台詞も印象的でしたが、皆の選択の全てが報われることは無理でも、未来へと続く礎になりますように。
色々気になることは多いんですが、イーダル殿下のことが実は一番気になってます。彼はこのまま闇に堕ちてしまうのかそれとも……。


もはやアホ感想を書き連ねるくらいしか出来ないほど冷静さを欠きながらの読了でした。
ともあれ、11月刊行予定の次巻でいよいよ完結です。
一刻も早く読みたいのにまだ読みたくないような複雑な気分を抱きながら、秋を待とうと思ってますですよハイ……。



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