
『喪の女王 6』
須賀しのぶ 著 集英社コバルト文庫 刊
もう、逃れることはできない。してはならない。
一個の人間として、真に誇り高く生きるつもりならば。
(同書 P125より引用)
ネタバレしないようなあらすじを書けそうも無いので今回は省略。
表紙はルトヴィア皇帝皇后御夫妻ですが、↓この頃と比べるとやはり変わりましたね〜。いやワタククシはリアルタイムで読んでいた訳ではないのでしみじみするのもおかしいんですけど、あんなこともこんなこともあったねぇと感慨深いものがございます。既刊を読み返してみたくなりました。
それにしても両方とも象徴的な絵ですよねホント。

それはそれとして、登場人物のそれぞれがこれまでを振り返ったりこれから進んでいく道を見据えたりする巻ですね。容赦の無い選択を突きつけられる巻でもあり。政治的状況が膠着していたりなんかこう色々と予断を許さない展開なので読んでいて結構疲れましたわ……。
残りあと2巻なので当たり前なんですけどまとめに入っているんだなぁ〜としみじみしてしまいました。
自分の過去と向き合った彼ら彼女らが今後辿る道はやはり険しく厳しそうですが、それぞれの選択が悔いの無いものであることを祈ってます。
様々な人たちの生き方を通じて語られた、神と人との関わりや信仰のあり方などの神学的な部分も相変わらず興味深いです。読めるものならば作中各国の神学大全みたいな本を読みたいですよ!(←おい)
ってな妄想はともかく、ザカリア信仰の本質については残り2冊で語られることになりそうな。物語の進行そのものと同じくらいそちらも楽しみです。
しかし、エドの明快さって迷い多き人には目を開かされるものが多いんでしょうか。前巻に続いてこの巻でもある意味お悩み相談の良い相手になっているような気がします(笑)。
あ、かなりお久し振りな方も登場しました! やっぱりふたり(?)とも素敵な女性になってたなぁ。うふふー。
陥落寸前と云った風情の「タイアスの最後の城」の決断が激しく気になってますがどうなるのかなぁ……。
ホントに女神ってねちこいってぇかおっかねぇっす……(汗)。
次巻は7月下旬で最終巻は秋になるとのことだそうで、今年中には完結しちゃうんですね。続きが早く読めて嬉しいような激しく寂しいような複雑な気持ちでございます。
ともあれ残り2冊がっつり楽しませて戴くつもりですよ!(鼻息)











