
『Daddy Long Legs』
勝田文 著 集英社クイーンズコミックス 刊
前々から気になっていたものの、地元書店に入荷しなかったのでネット書店で購入しました。
以前は白泉社の「メロディ」で描いてらっしゃいましたよね。『あのこにもらった音楽』のシリーズは雑誌の方で殆ど読んだと思いますー。
淡々とした中に独特のおかしみを持たせてほんわりとした想いを伝える漫画家さんだと思っておりましたが(同時収録の作品などはそういう雰囲気ですよね。「天馬」が特に好きです)、表題作に限っては原作つきのせいなのかなんかこうトキメキ指数アップ!な印象を受けました。
タイトルでおわかりかとは思いますが、ウェブスターの「あしながおじさん」が原作で、舞台を昭和初期の日本に移した作品です。翻案ものと云ったほうがいいのかな。
原作だと主人公があしながおじさんに書く手紙からでしか情報が伝わってこなくてそこが面白い部分ではあるにせよ、あしながおじさん側の気持ちってどうなのよ?と色々気になるんですけど、この漫画だとおじさま側の心理描写もあるので、「んもう! いつきちゃんってば鈍感なんだから!!」と主人公の鈍感さがもどかし過ぎて悶えつつ大変楽しく読ませて戴きました。
つーか、千博坊っちゃん(※おじさま)の微妙なヘタレ具合がたまらんっす!
いつきちゃんから貰った手紙のことで一喜一憂したり、やきもち焼く場面とかすっげー可愛いの!!(興奮)
いや一番ときめいたのは勿論室生犀星の詩(「本」)を引用する場面ですよ?
古き良き少女漫画の風情とトキメキを味わいたい方にはお薦めですー。
あ、お年を召した方の描き方も素敵なのでそちらも味わって見てください☆
拍手コメントで教えて戴きましたが(有難うございます☆)、勝田文さんは今月2冊も新刊が出ているのですねー。
『しゃべれどもしゃべれども』は原作も好きだったので買おうと思ってます〜。
勝田 文
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