
『喪の女王 8』
須賀しのぶ 著 集英社コバルト文庫 刊
未読の方はこんなとこなんか読んでないで早く本の方を読みましょうネ!
ってえか早く読んで早く!!(落ち着け)
そんなこんなで名残惜しくも完結巻でございます。
激しく名残惜しいが為に、完結巻だし上中下でいいよ……(それじゃ巻数の番号を入れている意味が無いだろう)とか錯乱しておりましたらば、なんかこの巻ぶ厚いですねぇ。分量として2冊分くらいあるんじゃないのか(笑)。
分量もそうですが、中身も終章まできっちりとみっちりしていて気を抜く暇がなかったもんで、満足感も大きかった反面、読了後は虚脱状態になりましたよ。
でも、一冊丸々クライマックスな感じで面白かった!
内容に関しては実際に本文を読んで翻弄されながら波瀾万丈の結末を存分に味わって戴きたいです。
この巻での主人公はもはやカリエではなく、変化していく時代そのものと云った感がありました。
登場人物たちそれぞれの生き様と激しい勢いで動いて行く世界とを濃密に描き切った著者の手腕はただもうお見事と云う他ありません。
神と人との歴史が終わり、これからは人々の歴史が始まるんですね。
去っていく人がいて残された人がいて、失くしたもののことを思いながらも人々の営みはたゆみなく続いていくのだなぁとしみじみしたラストでした。
バルアン及びエティカヤの話は正直もっと読みたかったのですが(贅沢ですいません。でも事が終わった後のあの国に関してはちょっと駆け足な印象だったので。物語の中心にはいない立場だから仕方ないのかもしれませんけども)、全体の締めとしては素晴らしかったと思います。
表紙の青空とカリエの笑顔に相応しい結末だったなぁと。
あとは次世代の話を読ませて戴きたいのですが、これは書いて戴ければもういつでも良いので!
つか、次世代話はエティカヤがメインだと嬉しいなぁ(個人的願望)。
いやだってアフレイムのこととか激しく気になるし!!(鼻息)
ワタクシは読み始めてからたかだか3年くらいしか経っていないのですけれど、少女小説でこれだけ長大かつ壮大な物語を読ませて貰えるとは思ってもみませんでしたよ。
このシリーズを最後まで読めて本当に幸せでした。
最後まで読ませて下さって本当に有難うございます。
次回作にも期待しております。
(とりあえず、現在連載中の「帝冠の恋」の文庫化が非常に楽しみ。←気が早い)
<既刊感想>
『帝国の娘』 →感想
『砂の覇王』 →感想
『天気晴朗なれど波高し。』
→1巻感想 →2巻感想
『女神の花嫁』 →感想
『暗き神の鎖』 →感想
『喪の女王』
→1巻感想
→2巻感想
→3巻感想
→4巻感想
→5巻感想
→6巻感想
→7巻感想
こうやって並べてみると、けっこう真面目に感想書いてたんですねワタクシ(笑)。











