
『霧の日にはラノンが視える 2』 (→bk1) (→楽天ブックス)
縞田理理 著、新書館ウイングス文庫 刊
「おまえは……本当は、だれなの?」
彼は穏やかに微笑んだ。
「僕はジャック・ウィンタースだ」
「おまえは、自由なの……?」
「働くのも、野垂れ死ぬのも自由だ。尤も、死ぬのはラムジーたちが許してくれないだろうけどね」
「おまえは、幸せなの?」
「幸せなときも、そうでないときもあるよ」
「どんなときが幸せ……?」
「自転車で風を切るとき、ひとりで本を読むとき、友人と語らう時は幸せだよ」
「幸せでないときは?」
「二度と会えない相手のことを思うとき……だろうね」
彼は寂しげに目を伏せた。
(同書P250〜251より引用)
「妖精たちの午後」、「ネッシーと《風の魔女》」、「キス&ゴー」の三本が収録されています。
レノックスの多忙な日常にラムジーの初仕事。そして新キャラクターも続々参入して来ましたね。
掴み所のない盟主ランダルや悩み多き少年ケリ、風の魔女シールシャに、スケベおや…エロ魔術……いやいや大人の魅力が満載なフィアカラ。彼らがこれからどんな物語を織り成していくのか非常に楽しみです。あとガブリエルのわんこたち! うーわー、めっちゃくちゃ愛くるしい〜(悶絶)。はやく大きくなって活躍してね!!
そして今回は故郷喪失者の哀しみが散りばめられていたのが特に印象的でした。ランダルは実利一辺倒の人物なのかな?と思ってましたがそうでもないようで。色々な秘密を秘めていそうです。
本篇では無理でしょうが、先代盟主とランダルの話は読んでみたいな。
それにしてもやっぱり良いですなぁ、レノックス!
面倒見が良くて苦労性で(おまけに心配性?)予想外の趣味を持ち合わせた見た目とのギャップに心底惚れましたわ。
もともと意外性を持ったキャラクターに弱いのでジャックもかなり好きなんですけど、個人的にツボなのはレノックスなんですよねぇ。でもお世辞にもスーツが似合うとは云ってあげられない(ごめん)。似合わない所が最高なんだけど(笑)。
彼には幸せになって欲しいです。つーか絶対幸せになれよな!(←何様か)
いつか全てを受け入れてくれる素敵な人に出会える事を祈ってますよホントに。
さて。続く「ネッシーと《風の魔女》」ではワタクシ待望のネッシー再登場でしたよ!(興奮)
ネッシー本当に可っ愛いよ!! もうどうしましょうどうすればいいんですか(どうもせんでいい)。
女の子ふたりが楽しげにお喋りしている様子はいいですねぇ。心が非常に潤います(笑)。そしてこの短篇を読んでいてワタクシもコヴェント・ガーデンに行きたくなりました。賑やかで華やかで楽しいんだよねぇ。
3話目ではラムジーの天然振りが微笑ましいと云うか罪深いと云うか。
まだまだ前途多難なようですが、頑張れネッシー。応援してるぞ〜。












