
『Under the Rose 3』
船戸明里 著、幻冬舎バーズコミックス 刊
ライナスの高飛車でいけ好かないお坊ちゃんっぷりににやついてみたり、アルバート兄ちゃんは弟達に対してはほんっとに完璧な兄なのに女性に対しては相変わらずだらしないってぇかとっかえひっかえなんだなと思ったり、アーサー父ちゃんとアンナママの関係はやっぱりこじれっ放しで微妙なのね〜としみじみしたり、アイザックは完全にミス・ブレナンに参っちゃったのかしら☆これって初恋〜?と邪推してみたり、グレゴリーの心中もかなり複雑なものがあるんだなでも頑張れよ!とエールを送ってみたりとなかなかに忙しい3巻は分厚くて嬉しかったのですが、最後の最後でミス・ブレナンが大変なことになっちゃってますねぇ……。
ここで続きを一年待てと仰有るのはあまりにあまりなのではございませぬか!(地団駄)
どうなっちゃうの?どうなっちゃうの?ミス・ブレナン! 彼女に何をしてるのウィリアムー!!(←落ち着いて)
そして「マーガレットさん」がお休みだった事に少なからずショックを受けていました(しょぼん)。でも「ライナスくん」が面白かったから良し。
ヴィクトリア朝(に限らず英国)を舞台にした作品は漫画に限らず何でも好物なので見かけるとジャンルを問わず読んだり観たりしているのですが、ここまで階級社会の歪みを真っ向から描いている作品って無いような気がします。
それだけではなくて心理描写も凄いんですけどね。触れてはならない部分に迂闊に触れるとざっくり切り付けられそうです。
この巻で一番凄かったと思うのは、アルバートに言い寄られたミス・ブレナンが弱い部分を突かれて動揺している所にウィリアムが彼女の気持ちを揺らすような言葉を掛けるんですが、触れなば落ちんと云う風情をもってきておいて、その直後の心理的な変化から表情までががらりと変化する場面でした(P91からP94のあたり)。心弱い女性から一転して教師の顔になってますよ。
当たり前なんですがやはり漫画ってのは絵で語る部分が大きいのだなと感じました。すげー。












