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『喪の女王 3』
須賀しのぶ 著、集英社コバルト文庫 刊
フィンル父子を道連れに厳しい森の旅を続けるカリエ一行の元にユリ・スカナの兵士らが現れた。彼らはフィンルの素姓を告げ、ミゼーマ宮へ迎え入れると宣言する。
その出自に驚くカリエたちだったが、事実を受け入れられないフィンルは同行を激しく拒む。彼の気持ちに呼応するかのようにセーディラは恐るべき力を振るい、兵士たちを撃退するのだったが……。
まーたこんな所で終ってるしな…………(ぼそり)。
周囲の大人たちにとって利用価値の高過ぎるフィンル君の事がちょっとどころでなく心配です(涙)。彼の存在は今後ユリ・スカナに波乱を巻き起こすのでしょうが、どうなっちゃうんでしょうかねぇ。
千人目のクナムとしての強大な力の片鱗を見せ始めたセーディラもまた利用価値の高い存在でありますし、お子たちの行く末が不安です。そう云えばアフレイムは元気なのかしら。
あとはサルベーンの動向にも目が離せないかな。彼の内面に根深く張ってしまっている女神の呪縛はいつになったら解けるのでしょうか。メナイク猊下とのエピソードを読む限りでは彼の業の深さはどうにもならないのかとも思えますけれど。
で、今回ようやくバンディーカ女王陛下の過去話が多めに出てまいりましたね!(嬉々)
著者の後書きにもありましたが、これは外伝として2冊くらいの分厚い本で読みたかったですよう!! 自らの美貌と才覚を武器に権力者への道を進んでいく女傑の半生記。ああうっとり。
何で出版して下さらぬのかーって、やはりレーベル上の制約かしらどうかしら(涙)。絶対面白いのにー。これだけのページ数でまとめ上げているのは見事ではありますが、勿体無い気持ちの方が先に立ってしまいました。
今回はグラーシカ姉上の父親のエピソードも出てきましたが、イーダル殿下の父親はあの人なのかなぁ……。
「喪の女王」の裏の意味も明かされましたし、ますます続きが気になるところです。
そうそう、カリエの久し振りのコスプレ(?)は修道女でしたな。修道院エピソードも堪能しました。これももっと長く(以下略)。
今後は神と人との共存を模索する方向になって行くのか。
しかし、ライトノベルでこれだけ色々な宗教を出してくる作品って珍しいのではなかろうかと感じましたがどうなんでしょう。
エドの台詞はまたファンの間に嵐を呼びそうな気がします(笑)。個人的にはカリエとエドがまとまる事にさほどの関心を抱いていないのですけども(こういうのは少数派なんだろうね……)、ふたりとも幸せになって欲しいとは思ってます。頑張れ!
ラストではいよいよカリエとある人物が衝撃の御対面でございましたが、続きは夏までお預けだそうです〜(涙)。
どうなるどうなる〜?ばかりの感想で失礼致しました(笑)。でもそれが切実な気持ちだから!













