
『ゆきのはなふる』
わかつき めぐみ 著 白泉社 刊
北風木枯らし 吹いたなら
お山に冬が まいります
ひいらり白く 枝の先
ゆきのはなふる はなのふる
霜が降りたら お魚は
苔を枕に 水の底
しんしんつめたい お星さま
ゆきのはなふる はなのふる
(同書 P153〜154より引用)
山の守り手「主様」たちと自然現象を司るものたち(雨ならば「雨師」、雪ならば「雪師」、風ならば「風師」と云った具合)の様々なエピソードを描いた和風ファンタジー連作集(でいいのかな?)
わかつきめぐみさんの雑誌でのお仕事は短篇が多いのでこのシリーズも色々な単行本に収録されていたのですが、この度一冊にまとまりました。それだけでも嬉しいのに描き下ろしが104ページ!
もうどうしましょうどうしたらいいんでしょうワタクシ!!と興奮しながらも書店でがっつり本を掴んでレジへ直行しましたよ(笑)。
表題作の「ゆきのはなふる」が新作の描き下ろしで、雪師の幻宵が拾ったヒトガタ「雪花」をめぐる物語です。人形の怖さとそれでも惹かれてしまう気持ちを柔らかな描線と美しい言葉で綴った作品です。お人形に思い入れがある方が読むと琴線に触れる部分がたくさんあるように思えますがどうでしょうか。
上記の引用部分は作中で歌われる歌の一部分なのですが、後半部分は勿体無いので書きません。興味を持たれた方は購入して続きを確かめて下さいませ〜。
日本語の響きの繊細でたおやかな美しさを味わいたい方には是非ともお手にとって戴きたい佳品です。
あーそれにしても雪吹きちゃんたちは可愛いなぁ〜。
一匹でいいから欲しい欲しい!!












