ひとりで幟を上げながら宇月原晴明フェアー開催中です。
その第3弾。
『信長〜』の続篇と云えるのかどうか。年代としては後日譚なんでしょうけれども。設定が違うから別物でいいのよね?
今回は豊臣秀次とジル・ド・レと錬金術を絡めています。
いっや、よくもまあこれだけの話を考え付くもんだよな!と3分の1くらいまではいちいちびっくりしておりましたが、半分以降になると驚愕もインフレになり、後半になると自分の頭がもはや飽和状態と申しますか(笑)。
『信長〜』では本能寺の変までの疾走感が物凄くて、ラストのアルトーと総見寺のパートでは物語の勢いが失速してしまったように感じましたが、こちらは最後まで息を付かせない展開でした。ゆっくり読もうかと思ってたのに結局3日間で読んでしまいましたし。
史実と著者の仕込んだもっともらしい嘘が巧妙に混じり合っているので、騙りの罠にまんまとはめられて翻弄された感がございました。
日本史部分にしてもグノーシス主義をはじめとした異端信仰にしても、これだけ該博な知識を詰め込まれれば衒学的に感じてしまって読みにくくなるものですが、リーダビリティは驚くほど高いんですよね。伝奇エンタテインメントとしての力量が凄い為なのかな。
つーかあれです。正直に申します。
平六とガーゴの共闘に萌えました☆(←ぶっちゃけ過ぎ)
共に死線を越えてきたこのふたりってば、乱破と伴天連との立場の違いを超えてわかり合っちゃってますよー。
ガーゴに至っちゃ平六ひとりいればいい。自身の主人の利害に反しない限り、自分が声をかければ、平六は必ず動く。(P667)ってさぁ……。揺るがない信頼関係にはもう完敗ですわ!
って自分の萌え所はともかく(苦笑)。
猟奇的な場面がかなり多いので受け入れられない方も多そうですが、凄惨さの裏側で語られる人の哀しみや切なさは一読の価値ありです。
家康が秀吉に辞世の歌を見せられるあたりの場面には、泣かされ所だとわかっていてもまんまとホロリとさせられてしまいましたよ。うう……。
この後続けて『黎明に叛く者』へと行きたいところですが、未読の作品が残り1冊になってしまって勿体無いないしなー。どうしようかなー。
そして今ワタクシ大変危険な誘惑と戦っておるのです。
ルイス・フロイスの『日本史』が読みたいんですよねぇ。
中公文庫で1冊1000円以上するんですけど。
そして12巻まであるらしいんですけど。
とりあえず織田信長篇から豊臣秀吉篇までが5巻なので、そこまでなら買ってもいいでしょうか……。(←そんなこと聞かれても)
この先ここでビバ戦国時代!祭りが開催されていたら笑って下さって結構でございます〜。
よもやこの歳になって戦国時代にはまるとは思わなんだ……。













